こうやって私の心は壊れた④
あとがき
この時、責めに責められ、
なんでそのデータになったかを
説明したんです。
初期のお局さんのデータに沿って
作りました、と。
そしたら「問題なし」となりました。
私がやったらダメだけど、
お局さんがやったらOKなんだ…
私が注意を受けている毎日は
いったいなんなんだろ…と、
虚しくなりました。
上司やお局さんの主張は
「100%の答えがないから」に尽きます。
結果的にデータ上は問題ないのに、
なんで私は怒られていたんでしょうか…。
たぶん、私がやると
なんでもダメだったんだと思います。
「ダメ」という先入観から入るから、
気になったことが全部ダメになる。
そういう人間って少なくないですよね。
自分の作業がOKの許容範囲内なんだと
わかったその日から、
上司やお局さんへの嫌悪感が大きくなり、
指導も素直に受け止められなくなりました。
「幼稚で汚い大人」にしか感じられず、
不信感でいっぱいでした。
だけど、仕事はしなきゃいけない。
毎日の注意や叱責は減らない。
そして、自己肯定感の低い私は、
こんな最低な人間たちより
価値のない人間なんだ…
こんな汚い人間たちより
必要のない人間なんだ…
そう考えるようになり、
どんどんおかしくなり、
どんどん壊れていきました。
ひとつひとつは大したことがない事でも、
毎日否定され続け、
人も仕事も信用できるものがなく、
毎日精神的に疲弊するだけ。
その積み重ねで心は壊れます。
そして私はうつ病になりました。