*Hana*の憂鬱

なんとなく生き苦しい。アラサーずぼら女の生態観察日記。

生き苦しい「美学」

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私はいわゆる「八方美人」。

他人に合わせてばかりで「自分がない」。

 

実際には「好きなもの」も「嫌いなもの」もあるし、

自分なりの「美学」だってある。

 

でも、その「美学」が、

「八方美人」の自分を作り出し、

自分を苦しめている原因なのかもしれない。

 

 

5話〖嫌いな人には近づくな〗に描いた通り、

 

20代の頃、

円滑な人間関係、人に嫌われないことが

私の「美学」だった。

 

人とうまくやろうとして気を遣うあまり、

嫌いな人や苦手な人に好かれる傾向があり、

自分はどんどん苦しくなるのに、

相手からはどんどん好かれる。

 

もちろん、飲み会の誘いもある。

それがさらに自分を苦しめる原因でもあった。

 

 

断れない人間あるあるかもしれないが、

「○日予定ある?」と聞かれるのが私は苦手だった。

 

 

「気持ち」は誰にも言わず、

自分の中に閉まっておけても、

「事実」は完全に隠し通すことができない。

嘘はいつかボロが出るし、

今だとSNSでバレることだってある。

 

だから私は「事実」を問われたら

正直に答えてしまう。

 

断れない人間の頭の中は

「相手を不快にしたくない」

という思いがあるから、

そんな人間に「予定はないけど行きたくない」

なんて、言える選択肢などないのだ。

 

予定が入ると、

その予定を思い出すたびに憂鬱になる。

飲み会の人数が多いければ多いほど苦痛で憂鬱。

 

「自分がない」私にとって、

相手の意見が自分の意見。

相手の数が多いほど自分の数が増えて、

収拾がつかなくなることだってある。

全方位にバリアを張り続けるのには

限界があるのだ。

 

 

そして、予定が終わった後は決まって、

壮大な「一人反省会」がはじまる。

 

帰り道はもちろん、

早く休みたいのに、

夜寝付けないこともよくあった。

 

その瞬間、瞬間が走馬灯のように現れたり、

明日のどうなるかわからない未来を

シュミレーションしたり、

 

(あの時なんでこうしなかったんだ・・・)

(明日どんな顔して会おう・・・)

(あの時の言い方はよくなかった・・・)

(明日聞かれたらこう答えよう・・・)

 

変えることのできない過去や

起こるかわからない未来について

延々と悩み、

うまくできなかった自分を責め続ける。

もはや「一人反省会」は自傷行為だと思う。

 

人に嫌われないという、

自分の「美学」を追求するあまり、

「自分がない」自分を作り出して、

私は自分で自分を傷つけて、苦しめていた。

 

 

なんでだろう?

 

全部「自分」で選択してるはずなのに、

そこに「私」がいない・・・。

 

 

 

つづく

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ここまでお読みいただき、

ありがとうございました(*^v^*)

今回から絵の色味を変えてみました!

いかがでしたでしょうか?

少しでも共感していただけたら幸いです。

 

次回は、「誘いを断ってみた」時のお話です。

興味があれば、

また見に来ていただけると嬉しいです♪

 

 

 

Hana